過去問偏重意見に対する自分の考え
電験界隈には「勉強は過去問だけやれば良い」という言説もよく目にします。参考書のテキスト部分を読解するより、過去問を繰り返しやり込むことの方が受験対策としては有効、みたいな。
もちろんいきなり過去問やっても解けるはずも理解できるはずもないので、一通りテキストに目を通したらあとは過去問を重点的に、ということでしょう。でも自分の経験からはそのやり方はおススメしません。特に理論は。
自分は理論合格に3年かかり、1年目50点だったのが2年目は30点。原因は、2年目過去問ばっかりやっていて基礎の勉強を怠っていたから。試験会場で問題を見て全くわからないので頭が真っ白になった。
それで3年目は、テキスト読み込みからやり直して基礎がためをしてから、過去問もやり直し、別のテキストで違う角度からまた基礎も、と過去問一辺倒にならないように勉強して80点で合格。
もちろん過去問は必須だし絶対的に重要。でも過去問一辺倒だと、過去問のパターン別に攻略法を覚える、付け焼き刃の勉強法になってしまう。基礎の理解を深めていないとツブシがきかない。自分の引き出しにない問題が来たらアウト。
もう一つ、基礎がためを大事にした方がいいと思うのは、電験の理論が物理や半導体などの足がかりになるから。汎用性のある知識なのに、受験が終わったら何も残らないような勉強の仕方はもったいないと思う。
このやり直しブログを始めた理由は、せっかく勉強した知識を忘れて無駄にしたくなかったからです。
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